12.2023.20

急性疼痛のメカニズムと漢方外用薬の選び方|黒膏・青草膏・黄膏の症状別使い分け

「なんだか急に腰がギクッとなった」「寝違えて首が回らない」。日常生活で突然襲ってくる急性疼痛は、本当に辛いものですよね。これらは、東洋医学、特に漢方の世界では「気血(きけつ)の巡りが滞り、経絡(けいらく)が詰まっている状態」だと考えられています。

例えば、つまずいて膝を打ってしまったり、スポーツ中に無理な体勢をとったりといった外的要因による怪我はもちろん、長時間のデスクワークや立ち仕事、不自然な姿勢でのスマートフォンの使用など、日々の習慣からくる筋肉や筋膜への過度な負担も、気血の滞りを引き起こし、痛みの原因となることがあります。

東洋医学では、このような急性疼痛を改善し、そして予防するためには、気血のバランスを整え、体の動と静の調和を保つことが非常に大切だとされています。

漢方でセルフケア:外用薬の選び方と使い方

「わざわざ病院に行くほどでもないけれど、この痛み何とかしたい…」。そんな時に頼りになるのが、手軽に使える漢方外用薬です。東洋医学の観点から、代表的な外用薬をいくつかご紹介しましょう。

1. 黒膏(こくこう):筋肉の張りに効く黒い頼れる味方

黒膏は、その名の通り黒っぽい色の軟膏で、血行促進、瘀血(おけつ)の除去、そして消炎鎮痛効果が期待できます。スポーツ後の筋肉の張りや、軽い捻挫、肉離れなど、打撲や捻挫による内出血を伴う痛みに特におすすめです。

川芎(せんきゅう)、乳香(にゅうこう)、没薬(もつやく)など、複数の生薬が配合されており、これらが総合的に作用することで、患部の血行を促し、滞った血を散らし、痛みを和らげます。昔から武道家などが怪我のケアに使ってきたという話もありますね。

2. 青草膏(せいそうこう):熱を持った痛みや炎症に

青草膏は、その名の通り、緑がかった色の軟膏で、清熱解毒(体を冷やし、炎症を鎮める)、筋肉の緊張を和らげる効果があるとされています。軽く擦りむいた皮膚の炎症や、軽度の筋肉痛、青あざなどに適しています。

金銀花(きんぎんか)、薄荷(はっか)、生地黄(しょうじおう)などの天然の生薬成分が、素早く痛みを和らげ、局所の炎症反応を抑えるのを助けます。熱感のある痛みや、赤みを帯びた患部に使うのがおすすめです。

3. 黄膏(こうこう):冷えからくる痛みにじんわり温める

黄膏は、温熱作用を持つ生薬が配合されており、体を温め、寒さによる痛みを和らげる効果が期待できます。特に寒い季節や、エアコンの効いた場所に長時間いたことによる筋肉の冷えや関節の痛みに効果的です。

姜黄(きょうおう)、艾葉(がいよう)など、温性の生薬が含まれており、これらが患部にじんわりと熱を与え、寒邪(かんじゃ:寒さによる病邪)を追い出し、冷えによって引き起こされる関節や筋肉の痛みを和らげます。冷えると痛みが増す、という方に試していただきたいですね。

 

漢方と現代医療の融合:相乗効果でより良いケアを

現代の東洋医学では、伝統的な外用薬に加え、他の治療法と組み合わせることで、より効果的な痛みのケアを目指しています。

  • 推拿(すいな)マッサージ:専門家によるマッサージは、緊張した筋肉をほぐし、気血の流れを促進することで、痛みを和らげます。日本の整体や指圧にも通じるものがありますね。
  • 漢方温湿布:艾葉(がいよう)や乾姜(かんきょう)などの温かい性質を持つ生薬を患部に当てることで、局所の血行を改善し、滞りを解消します。まるで昔ながらの温湿布のようですが、生薬の力でさらに深く作用します。
  • 鍼灸治療:特定のツボを刺激することで、体の気血の巡りを整え、痛みを緩和する効果が期待できます。これも日本の鍼灸院で広く行われている治療法ですね。

自分に合った漢方外用薬の選び方

どの漢方外用薬を選ぶかは、痛みの種類や症状、そして患部の状態によって異なります。

例えば、スポーツで急に痛みが出た筋肉には黒膏が適していますし、冷えで関節がギシギシするような痛みには黄膏が良いでしょう。また、外用薬を使用する際は、必ず製品の説明書に従い、傷口やアレルギーのある部位への使用は避けるようにしてください。もしご自身で判断に迷う場合は、専門家にご相談いただくのが一番です。


漢方で痛みを根本からケアする

東洋医学における急性疼痛のケアは、単に症状を抑えるだけでなく、体質を整え、気血の巡りを根本から改善することに重きを置いています。

今回ご紹介した黒膏、青草膏、黄膏といった漢方外用薬は、日々のセルフケアとして手軽に活用できる便利なアイテムです。これらは、東洋医学の古くからの知恵と現代の研究が融合したものであり、痛みを素早く和らげるだけでなく、患部の自然治癒力をも高めてくれます。

ぜひ、ご自身の症状に合った漢方外用薬を見つけて、上手に活用してみてください。そして、もしご興味をお持ちいただけましたら、弊社の漢方製品が皆様の健康的な生活の一助となれば幸いです。

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Q1. ぎっくり腰に漢方外用薬は使えますか?

A. 急性のぎっくり腰には、まず安静を優先してください。炎症・熱感がある急性期は冷感タイプの外用膏(青草膏・黒膏)を、熱感が引いた後の回復期には温性タイプを使うのが基本です。症状が強い場合は整形外科にご相談ください。

Q2. 黒膏・青草膏・黄膏はどう使い分けますか?

A. 黒膏は打撲・捻挫・筋肉の張りなど瘀血(血の滞り)に、青草膏は熱感・炎症・赤みを伴う痛みに、黄膏は冷えによる関節や筋肉の痛みに向いています。症状と患部の状態に合わせて選ぶことが大切です。

Q3. 寝違えの首の痛みに漢方外用膏は使えますか?

A. はい。寝違えによる首の筋肉の急性の痛みに漢方外用膏をご活用いただけます。熱感がある場合は冷感タイプ、冷えて痛む場合は温性タイプが向いています。

Q4. 急性期と慢性期で使う外用薬は変わりますか?

A. はい。急性期(受傷直後・熱感がある時)はRICE処置と冷感タイプ外用薬が基本です。慢性期(熱感が引いた後)は温熱と血行促進が有効で、温性タイプや黒膏が向いています。

Q5. 推拿(すいな)と漢方外用薬は一緒に使えますか?

A. はい、台湾の整復所では徒手施術(推拿)と漢方外用膏を組み合わせるのが一般的です。施術前後に外用膏を塗布することで、施術効果を引き出しやすくなります。

Q6. 瘀血(おけつ)とは何ですか?

A. 東洋医学の概念で、血の流れが滞った状態を指します。打撲・捻挫・内出血・慢性的な筋肉の張りなどが瘀血の症状として現れます。黒膏(維益安)などの活血化瘀処方でアプローチします。

Q7. 台湾から日本への配送はできますか?

A. はい、台湾から日本への郵送に対応しています。送料・日数はWhatsAppまたはLINEにてご確認ください。

Q8. 購入前に相談できますか?

A. はい、ご購入前の無料薬剤師相談を承っています。症状・使用目的に合わせてご案内します。WhatsAppまたはLINEにてお気軽にご連絡ください。

 

執筆者について 泰允薬品 薬剤師監修

本記事は泰允薬品(Taiyun Pharmaceutical Co., Ltd.)の薬剤師が監修・執筆しました。台湾の伝統漢方外用膏の研究・普及に取り組む専門メーカーです。ご購入前の無料薬剤師相談を承っています。